あの日あの時あの場所で?

復帰!(゚┏д┓゚)ノシ
by factfinder
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心静まり、そして・・。26

『・・・』

とりあえず何事かのたまうボクの幻想は無視して、自分の体に異常がないか確認をはじめる。
手も足も動くし、どこも痛い所はなかったけど、何故か服の胸元が切れているのが・・。
胸元?

「あぁ、申し訳ございません。」

切りつけられた様な痕が出来た胸元を凝視していると、聞いてもいないのにピエロが話しかけてきた。
ボクはそのピエロ・・ハーレクインとかいうジェスターを見て。
・・見てため息をついた。
あー・・本当にボクはどうしたんだ。

「我が従者めが力の加減を間違えたようです」

再びのたまいだしたジェスターは何やら大仰に肯きながら

「彼の者も悪気があって切りつけた訳ではございません。寛大な心でもってお許しになって下さい」

と頭を垂れる。
ん?って事は?
ふと思ったことを一応聞いてみることにしたボクは、ハーレクインに目を向けて呟く。

『・・・・それってさっきの夢のハゲ?』

すると、驚いたように両手を振るハーレクイン。

「ですから、夢ではございません」

『あんな所でハゲが出てくるはずないと思うんだけど』

「ハゲとは・・・?風守の事ですか?」

かぜもり・・?誰だそれは。
ハーレクインは顎に手をやり、大袈裟な仕草で考え込んでいる。

『風守って何?ってか誰?』

「多分・・ではございますが、ワタクシの言う風守とあなたが仰るハゲとは同じ者の事なのでしょうな」

一々話し方がおかしなハーレクインをまた無視する事に決めた僕は、気弾が生成できるか試してみた。
思いの他なんの生涯もなく作られていく気弾。

「いささか、混乱していらっしゃるようで」

無視無視。
気弾作成を続けるボク。

「初めからご説明いたしましょうか?」

無視無視。
五つ程ボクの周囲に浮かんだ気弾を見るボク。

「私は、あるお方のご命令であなた方を助ける為に参ったのです」

無視無・・そういえば・・。助けた云々いってたなコイツ。

『・・・聞いてみるだけなら』

「よろしい!では先ず・・」

そこまで言うと、何故か夢のハゲがボクの目の前に現れた。
真っ白な和装をした禿頭の骸骨。
ハーレクインの言葉を信じるなら風守とかいうハゲ。

「お力の方、試させて頂きます」

片足を上げてもう片方の膝の部分にあてて両手は腰に。
どう見てもボクを馬鹿にしているような格好のハーレクイン。
何がしたいんだろうコイツは・・・。
意味不明な展開につい声が出た。

『・・は?』

「風守。手加減はなりません」

『・・・・は?』
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by factfinder | 2006-06-13 16:36 |