あの日あの時あの場所で?

復帰!(゚┏д┓゚)ノシ
by factfinder
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心静まり、そして・・。17

人がバフォメットと向かい合っていた。
金色の短髪に、顔はもう・・何ていうか。ええいくそう。
服装は真っ白な長衣としかいえない。真っ白だけど、ところどころ金色の刺繍や縁取りがある。靴は何かカッコ良さそうな羽がついている。手には剣や斧ではなくてボクの見慣れた手甲だった。
この記憶を残したであろう本人・・?
そう思いながらもっと良く見てみようと近寄ろうとするけど、何故か足が前に進まなくなった。バフォメットを前にした時よりこっちの方が緊張してる・・。

"ふふ・・。懐かしき臭いに誘われ、わざわざ根元まで降りてみれば・・。御使いがいるとはな"

耳にそのまま響く音にはっとして、ボクはバフォメットを振り返った。
皆がビックリしたらしくバフォメットを凝視してる。
あれ?葭さんはあんまり驚いてない・・けど?

「あの羊・・しゃべるのか」

Qさんにしては珍しいまじめな驚き方にボクの方が驚く。促すようにQさんの見た先にはやっぱり夜月さんがいた。イヤリングをさわりながら

「まぁ、高い魔力を持った悪魔じゃからの。否とは言えんが・・・はじめて聞いた」

「この声は本物か?」

「いや、推測じゃがこれも魔法の一種じゃろ。さっきワシがやった時には音までは記録できなんだしの」

「一度喋らせに行ってみるか・・」

そこまで話すと、Qさんは仮面の奥で低く笑った。
何かウィンドゴーストみたいな雰囲気だ・・!
そんなやり取りの合間にバフォメットの前に立つ人はひどく大げさな態度で肩をすくめると、何も言う事なくバフォメットとの距離を縮めた。

「『うわ!』」

咄嗟に身構えたのはボクとやんさんだけだったみたいで、後衛陣は記録に見入っている。
なんかひどく不公平な気がしてならないのは置いておこう・・。

"あなたがいると邪魔なんですよ・・!"

そう言うと手甲だとおもってた武器がいつの間にか斧?に・・

「ミョルニル!」

咄嗟に夜月さんから出た言葉は、神器と呼ばれる武器。
あれがそうなのか・・。なんて単純な感想を漏らしているうちに、バフォメットと色男との死闘はもうどんどん進んじゃっていた。浅い傷が双方にもできてるみたいだけど、大して致命傷でもない。

"終わりに"

バフォメットの口が動くと同時に周囲が暗転して

"しようか"

口の動きが止まったと同時に遥か天空から金色の蛇が何匹も落ちてきた。蛇じゃない・・ロードオブヴァーミリオンか!
轟音と閃光が色男の真上に落ちる。
目を閉じさせる程の光量、耳をふさがせる程の音量に戸惑いながら音と光が消すのをただボクは待った。

森の一角に降り注ぐイカズチの蛇達は、辺りを焼き払うとその姿を消していく。

周囲には何も残らず、ただバフォメットが悠然とそびえ立つだ・・け。

"グォ・・!!"

突然ひざを突くバフォメットの後ろに、その色男は万人がむかつきそうな笑みをたたえながら、悠然と立っていた。
Lovをどうやって避けたのかが不思議だったけど、一番不思議なのは両手に持っていたミョルニルが無くなり、かわりにとばかりに持っているのはバフォメットの角。

"ココで消えるか・・それとも・・"

「なるほどー・・」

何に納得したのか葭さんが肯いている。
首をかくかくしている姿は本当に疑問だった事が氷解したような感じだけど・・。ソレより先に突っ込む事がある気が・・!

『凄い』 「あいつ・・!バフォメットの角をへし折ったのか!」

つい声が漏れ出たボクとQさん。
こんな物を見せて・・どうする気だったんだろう。
ねぇ?Lu?
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by factfinder | 2006-06-13 16:27 |