あの日あの時あの場所で?

復帰!(゚┏д┓゚)ノシ
by factfinder
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心静まり、そして・・。10

夜月さんの言葉を合図に、地下に向かって伸びる光の道へと足を踏み入れた。
先陣を切ったボクの後に夜月さん、葭さん、やんさん、Qさんと続く。
光が目を覆い、その次に見えたのは回廊だった。
前回来た時にはここへは足を踏み入れていない。
はじめて見るジュピロスダンジョンの2階層・・か。

「「「ここがジュピロス2F・・?」」」

不意にやんさん達が声を上げた。

「いつもと違うくねぇ?」

「の、様みたいですね」

やんさんが周囲を見渡しながら言った。
不思議そうに頭を押さえると、夜月さんの方を向いた。

「こんな所には来た事無いですよ」

「お師さん。ココはいったい・・?」

「道間違ったんじゃねーの」

「間違ってはおらん。何が違うんじゃ?」

「雰囲気と言うか、道がもう既に全然違います」

「ふむ・・。ならこの道でええんじゃろ」

「そういや、来る時の道も遠回りしてたよな?」

Qさんが、イヤリングを触る夜月さんへ質問をした。

「そう聞いておったからの」

そう答えた後、口の端を少しだけ上げて笑うと周囲を見渡した。
ボクもソレに続いて周囲を見渡す。
壁のような仕切りは無く、橋がそのまま道になっているような感覚。
道自体がが、どこまでも続いているようで、すぐに終わってしまうような一種不気味な雰囲気を発しているみたいだ。
少し遠くの方には幾何学的な模様の柱がぽつぽつと点在してる。

「ぶ、ぶきみなところですね・・」

葭さんもボクと同じ感想をもったらしい。不安げに夜月さんのローブのすそを引っ張っている。

「俺が先導しますよ」

ペコペコに進むよう指示しながらやんさんが先陣を切る。
槍を右手に持ち、左手で手綱を握りながら、慎重に進む。

「きー抜くな」

Qさんが魔力を杖に集中しながら軽口を叩くが・・

「おんしは特にな」

夜月さんに怒られる。
この先にLuに関係するところがあるんだろうか?
少し不安になってきたボクは夜月さんに尋ねてみることにした。

『この先には何があるんですか?』

「聞いた限りではの・・」

夜月さんの言葉を遮り、轟音と共にやんさんの頭上から何かが落ちてきた。
確かめる暇も無くやんさんに襲い掛かる何かを、やんさんは怯んだ様子も無く槍で蹴散らす。

「Q!ストームガストはダメじゃ!」

お師さんがやんさんに走りよりながら言葉を放つ。
ってー・・ストームガストがだめって・・?

『夜月さん・・!』

ボクはその指示に戸惑いながらも夜月さんの後を追うべく走り出した。
前にはもう既に走り出していた葭さんの後姿。

「チッ」

後ろでQさんの舌打ちが聞こえ、ボクと葭さんの間を縫うようにしてユピテルサンダーが走っていった。走っていった白色の電塊は何かの姿を明確に映し出しながら、やんさんに絡みつく"何か"を吹き飛ばす。
ソレは異形のモノだった。
人とも言いがたく、ジュピロスダンジョンで目にしたモンスターとも違う。
強いて言えば、グラストヘイムに出現するインジャスティスと呼ばれる不死生物に近いかな。
地面に叩きつけられると、ブリッジをするような体勢で起き上がる。
顔らしき場所には落ち窪んだ目、口、鼻。
手の場所に足が、足の場所に手が・・。
不気味で仕方ない・・。

「何じゃこいつは・・」

さすがの夜月さんも知らないモンスターらしい。
やんさんに追いついたボクは、周囲を警戒するべく上を見上げると、唖然とした。
ボクの見た方を、夜月さんを除く全員が見上げる。
こいつは・・。

「まずいの」

夜月さんはそう言うとイヤリングを触る。
走り寄る時に、上をもう確認していたらしい。

ボクの見た光景は・・。
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by factfinder | 2006-06-13 16:20 |